今回のオーストラリア移住計画の旅、最大のミッション。
今日1日で3人のギター職人と会う計画です!
メルボルンから、車で1時間ほど郊外に向けて走ると自然がいっぱい。
丘陵地帯に入ると、道路も舗装されていない田舎道です。
一人目のギター職人は、今回一番会ってみたかったジャックスピラ氏です。
彼のギターデザインが、気になっています…。
こんな大草原の中に彼の工房はありました!
ジャックスピラ氏は、とても温厚で、優しい感じの人でした。
独自のブレイシングとサウンドの違いを説明してくれています。
工具がいっぱい。
さっそく試奏。うーん、良く鳴っている!!
低音もこもらず、すごく響くし、良い感じ…。
2台試奏させてもらい1台はとてもきらびやかな音、
もう1台はまったく違う感じのずっしりした音でした。
そのサウンドの違いは、ボディを支える枠木にあるそうです。
デザインセンスもいいし、とても気に入りました、ジャックスピラのギター!
条件等も話し合い、無事、商談成立。
手づくりのため、年間20台程度しか作れないそうですが…。
こちらも1日も早く、日本のギタリストに届けられるよう頑張ります!!
とっても素敵な、大草原の小さな家でギターを作り続けるジャックスピラさんでした。
さてさて次も、山小屋のギター職人さんを訪ねます。
とっても明るく、気さくなティムキルさんは、もともと「Tenpenny Joke」という
ハードロックバンドのベーシスト。
海外ツアーなどもしていたというから、なかなかすごいバンドなんですね。
YouTubeで検索すると、プロモーションビデオ付きの演奏動画がいっぱい出てきます。
今は、バンドを辞めて、山小屋でギターを作っています。
左腕に、刺青がありますが、ヤクザ屋さんではありません。(当たり前か…。)
ティムキルさんは、アコースティック、ソリッド、アーチトップといろいろ作りますが、
一番得意なのは、アコースティックスライドギターのようです。
これは、横に寝かせて、ボトルネックというものを使って演奏します。
昔のアコースティック・ブルースなどの音楽で使うギターです。
ティムキルさんのロック魂なのか、斬新なアイディアの
ギター作りを目指しているみたいです…。
庭の物干しにぶら下がっていたギター、オブジェみたいな飾りものだと思っていたら、
只今制作中、ティムキルさんご自慢のサビサビギター。
表面に金属を塗装をして、自然のサビが出るのを待っているのだとか…。
ネックも、青い紙をはがすと銀色の金属製。
でも音は、普通の木材のギターと同じように良い音が出るそうなんです。
ティムキルさんは、世界のいろいろな弦楽器を集めるのが趣味のようです。
去年は、山火事で2回ほど避難したそうですが、
それでもティムキルさんは、山小屋での暮らしが気に入っているようです。
そして最後、3人目のギター職人さんに会いに、メルボルンの市街地に向かいます。
メルボルンの中心地から車で15分くらいのところですが…。
とても閑静な住宅地の一角に、ジムマシーズさんのギター工房がありました。
ジムマシーズさんは、ギターの修理や調整などをしながら、
ギターを作っています。
ギター作りには、まず木自体の響きから、材料を選定する必要があると言います。
木の目もとても大切。
きめ細かく揃った木目のものがいいそうです。
「良くない木は、木目に沿って割っただけで、このようなうねりが出てしまうんだ」
と悪い例を見せてくれているところです。
そして「ギターもピアノと同じ。良いギターは、音の中に倍音が良く聞こえるんだよ。」
と説明しています。
ジムマシューズさんは、リペアもしているため年に5~6本しか
ギターを作っていないそうですが、
だからこそ音にこだわって、最高のギターを作りたいと思っているようです。
ギターの音は、ピアノと同じで、
だんだん音が小さく消えていってしまう減衰音の楽器ですが、
15秒間鳴っているギターというものを追求しているんだとジムマシーズさん。
ちょっと高価なジムマシーズさんのギターですが、
2012年まで予約でいっぱいになってしまっているそうです。
徹底して音を追求するジムマシーズさんでした。
ジムさん「僕も山小屋に住んで、仕事がしたいよ」と言っていました。
山小屋でのギター作りは、職人さんのトレンドなんでしょうかね…!?
ということで、1日がかりで、3人のオーストラリアの素晴らしいギター職人さん
と出会って来たわけですが、
結果的には3人3様、それぞれにまったく違った個性をもつギター職人さん達で
こだわっているところも微妙に違うのですね。
早く、彼らのギターを日本に紹介したいと思います。
まだ日本に上陸していないギターばかりですが、
彼らのギターに興味があるという方、ぜひご連絡下さいね!