5月12日~5月18日のケアンズの旅から帰ってきてたったの2日後ですが…。
今度はメルボルンにギター職人発掘の旅に出かけます!
「なんでこんなに強行軍なの??」って、自分で立てた計画ですが…。
実は、Jet Star航空の片道4,400円キャンペーンにつられて、妻と私の両親を連れて旅行を計画してしまったあとに、メルボルンギターメーカーズフェスティバルを知ってしまったのです…。
でもこういう無茶な計画、意外に好きです!
(そういえば今のお米の仕事を始めた時もこんな感じでした…笑)
【1日目】
成田5月21日(金)20時55分出発、メルボルン5月22日(土)14時到着。
成田から17時間かかってメルボルンに到着。
メルボルンは直行便なら10時間ほどですが、ジェットスター航空はメルボルン直行便がありません。
通常は、ゴールドコーストを経由し14時間ほどで着くのですが
今回は閑散期のためか、ケアンズ経由で17時間。
乗り継ぎのケアンズでは、5時間ほど待つことに…。
それでも片道30,000円程度でメルボルンに行けるのですから
ジェットスターはこの割安感が魅力です。
17時間はちょっと長いけど、飛行機に乗りっぱなしより、1度くらい経由があったほうが体が楽かもしれません。
メルボルン空港には通訳兼ドライバーを引き受けてくれたGoGoToursの上田さんが迎えに来てくれました。
そのまま上田さんの車で、メルボルンギターフェスティバル会場のアボッツフォード修道院へ。3時すぎ会場到着。
メルボルンギターフェスティバルには、14人もの腕利きギター職人が出展しており、2ヶ月前に知り合ったギター職人のジャックスピラが、仲間のギター職人を一人一人紹介してくれました。
どの方もそれぞれ、まったく違う作風と個性があります。
駆け足で11人のギター職人と挨拶を交わし、名刺交換をしたら、あっという間にフェスティバル終了時間の5時半に。
そして夜7時半から、同会場でコンサートがあるというので、急いでホテルのチェックインと食事を済ませて、再度、会場に行くことにしました。
宿泊は、サマセットオンエリザベスというコンドミニアムに。
コンドミニアムといっても、レセプションも24時間やっているし、部屋の掃除もしてくれるし、かなりホテルに近い感じ。
でも洗濯機もあるし、キッチンもあるし、やっぱりコンドミニアムなんですね。
食事は、前回来たときに気に入った日本食レストラン「将軍」が近くにあったので、そこで済ませてまた会場に向かいました。
コンサートはとてもほのぼのした感じのアコースティックコンサート。
ギター職人さんは、元プレイヤーだったという人が結構多く、先ほど挨拶を交わしたギター職人さんが演奏しているところでした。
ギター職人さんの顧客であるプロのギタリストも出演しているようです。
コンサートは7時半から11時までということでしたが、17時間の飛行機の長旅で疲れ果てて、残念ですが15分ほど演奏を聴いて帰ってきました。
ぜひまた来年来るときは、コンサート最後まで見たいものです。
ホテルで一杯飲んで、早めに就寝。
【2日目】
5月23日(日)
メルボルンギターフェスティバル2日目。
11時すぎに会場に到着して、昨日、挨拶できなかったギター職人さん3人と名刺交換しました。
そしてそれぞれ個性のある14人のギターを片っ端からチェック。
スティール弦のアコースティックギターをメインに作る人が多いですが、日本の楽器店ではあまり見かけることのないラップスティールギターを作る人も意外に多いです。
あとはガット弦のクラシックギター、アーチトップのジャズギターやセミアコなどもありました。
びっくりしたのは10弦ギターとか、28弦ギターなどなど。どうやって弾くんだ、これ?
もっとじっくり音を聴いたり話を聴きたいところですが、あっという間に5時間が経過。
4時半過ぎにホテルに退散。
そういえば、15年前に東北の有機農家を訪ねたときもこんなワクワク感がありました。
考えてみれば僕の場合、国内か、海外かの違いだけで、起業の際には同じ手順を踏んでいるみたいな気がします。
ギター職人もある意味、お米農家とのお付き合いととても似たところがある気がします
そして夜は、またまた日本食、炭火焼レストラン「将」へ。
メニューに「蛤」とあったので「はまぐりだ!」って喜んで注文したら、なぜかアサリが出てきました…。
…が、これがとてもおいしかった!
「オーストラリアへまで来て何で現地の料理を食べないの?」と言われそうですが、肉や油っこいものばかりばっかり食べていると嫌になるし、旅の疲れやストレスを日本食で和らげているという感じでしょうか?
メルボルンの日本食レストラン事情には、だいぶ詳しくなった気がします。
【3日目】5月24日(月)
ジャックスピラの工房へ。
ジャックスピラの自宅兼工房は、メルボルン市内から車で1時間ほどの郊外にあります。郊外とはいっても砂利道を走り、放牧された羊を傍らに眺めながら向かう田舎の風情漂う場所。
ここを訪ねるのは2ヶ月前の今年3月以来、2度目。
11時の約束でしたが、ちょっと道に迷って11時半到着。
メルボルンギターフェスティバルを手伝いに来たというジャックのご両親と、昨日ジャックが紹介してくれたギター職人のデビットさんが、お茶菓子を用意して、僕らを温かく出迎えてくれました。
さすがに2度目の訪問になると、ずいぶん打ち解けた感じ…。
南半球にこうした素晴らしい知人ができるなんて、本当に嬉しいことです。
僕らにとっても超エキサイティングな時間ですが、ジャックのお父さんも、日本からわざわざ来てくれた客人だと興奮してか、雑談風景の写真を取りまくっています。
そして今回のミッションは、ジャックスピラのギターを持ち帰ること。
フェスティバルに展示したギター3本のうち、1本はサンプルとして用意できるよとの提案を先にメールでもらっていたのでした。
ギターを輸入するにしても見本がなければ営業をすることもできないので、ジャックスピラの提案は、まさしく渡りに船といったところですが、気になるのはその価格。
職人がすべて手作業で作ったカスタムメイドのギターですから、現地価格でも最低で3,000ドル(約25万円)以上はするものです。
はたして、いくら位でわけてもらえるのかドキドキしながら「How Much?」と訪ねたら、「代金はいらないよ!」というのです。
「えーっ、そんなわけにはーーー。それはいくらなんでも申し訳ない…。」
15分ほどの話し合いの末、保証金として500ドルをジャックに預けて、一時預かりということにしました。
しかしそこまで信用してくれるなんて、本当に嬉しいことです。
期待に応えられるよう頑張らないとね!
そしてこの1本を選んできました。
ギターのサイドとバックには、ココボロという珍しい木目の木が使われています。
特徴は、このツートンカラー。
これは2種類の木を合わせているのではなく、天然でこういう模様の一枚板なのだそうです。
通訳の上田さんが「ここにはポッサムがいますか?」と聞くと、ジャックは「ポッサムだけじゃなく、床下には野生のウォンバットが住みついているよ。」といって、床下のウォンバットの穴を見せてくれました。
ジャック曰く「夜になるとのそのそと出てくるんだけど、とても可愛いんだよ!でもウォンバットは深く穴を掘るから家が傾いちゃうかも…。」
大自然の中のウォンバットハウスに住み、ギターを作るジャックの生活が、何だかとてもうらやましく感じました。
でも冬は寒いらしいし、賑やかなところに馴れている僕には同じ生活は無理かなあ…。
そして、午後2時頃、念願のサンプルギターを抱えてジャックの家を後にしました。
ちょっと早めにホテルに帰ったので、一休みしてメルボルン市内散策。
ちょっと歴史の感じられるアーケード商店街を見たあと、現地の楽器店視察。
オーストラリアの大手楽器店アランズミュージックです。
前回メルボルンに来たときは閉店時間に間に合わず、視察できませんでした。
(オーストラリアの小売店は、ほとんどが5時か6時頃に閉店してしまいます。日本では考えられないですね。)
オーストラリア最大のギターメーカー、メイトンギターがいっぱい。
メイトンギターは、トミーエマニュエルというギタリストが使っていて注目されるようになったギターで、最近日本にも輸入されています。
しかし、このシンプルで素朴すぎるデザインはどうなのかなあ…。(個人的にはちょっとチープに感じます…。)
そして夜は、街中に混んでいる中華料理店があったので入ってみました。
メルボルン市内には中華街もありますが、それ以外のところにも世界中のいろいろな料理店がいっぱいあり、歩いている人種も様々です。
ラーメンは麺がうどんみたいで期待していたものとちょっと違ってしまいましたが、ショウロンポウが絶品でした!チャーハンもなかなか。
そして部屋に戻ってギターを試奏。
そしたらAの音とDの音の時のハーモニクスが今までに感じたことないほど、残響するので、ビックリ!
こんなに残響があるというのは、それだけ胴が鳴っているということだと思いますが、僕自身が体験したことのない響きで、調整が必要なものか否かを確認するため、明日、再度ジャックに会うことにしました。
【4日目】5月25日(火)
午前10時30分、約束通りの時間ピッタリに、ジャックスピラが片手に工具箱、片手にもう一本のサンプルギターを抱えて僕らの宿泊するコンドミニアムを訪ねてきてくれました。
本当はこちらからジャックの工房に出向くと言ったのですが、申し訳ないからとわざわざ訪ねてきてくれたのです。
オーストラリア人は一般的に時間にルーズだと聞いてましたが、ジャックはそうしたオーストラリア人のイメージとはちょっと違って、とても紳士で配慮のある人です。
こういう人だからこそ、良いギター職人になれるのでしょう。
私の経験上、お米農家は大雑把な人より繊細で研究熱心な人のほうが良いお米を作りますが、ギター職人も同じだと私は感じています。
ジャックはきっとお米農家になっても良いお米を作る人だと思います。(変なたとえですが…笑)
急なアポイントだったため、通訳の上田さんが立ち会えない時間で、妻と2人でアワアワしながら片言英語で、ジャックとコミュニケーション…。
言葉は100%通じなくても、何となく楽しい感じの空気です。
そして上田さんに電話越しに通訳をしてもらいながら、早速、ジャックに音のチェックをしてもらいました。
ジャックの説明ではやはり、倍音が胴の響きでよく聞こえる現象のようです。
もう1本のサンプルのほうはBの音の方が、倍音がよく聞こえます。
これまで自分が弾いたギターでこうした音を感じたことがなかったので、ちょっと神経質になってしまったのですが、ジャックには、「日本人はこうしたところが気になるというのがとても興味深い!」と言われてしまいました…。(笑)
(これまで僕が弾いてきたギターは、それだけ響かなかったということなんでしょうねぇ…。)
ジャックは「今日持ってきたギターとどちらでも好きな方を持って行っていいよ」と言ってくれましたが、やはり昨日選んだココボロという変わった木目のギターの方を、持って帰ることにしました。
そして11時過ぎにジャックを見送った後、スリフティレンタカーへ。
最終日、半日開いたので、レンタカーでバララットへ行ってみることにしました。
メルボルンから車で1時間30分くらいのところです。
郊外に出たら、珍しく濃い霧。ハイウェイの傍らにはあちこちに羊や牛が放牧されています。
ちなみにメルボルンは、ゴールドラッシュがあって栄えたという歴史があるそうです。
その金の採掘で涌いた町がバララットだそうで、ゴールドラッシュ当時の町を再現したテーマパークがあります。
8万ドルの金塊を作る工程を見せてくれたりします。
小1時間ほど見学してメルボルンへとんぼ返り。
レンタカー屋さんも6時に閉店してしまうのです。
5時30分過ぎにスリフティレンタカーに到着。
ぎりぎりセーフで良かったあ…。
夕食は、またまた日本食レストランへ。
メルボルンで一番最初に出来たという日本食レストラン「KUNI」へ行きました。
他の日本食レストランより、ちょっと豪華な感じ。
値段も他よりちょっとお高いです。
でも本当の日本食に一番近い感じがしました。
オーストラリアでは、中国人や韓国人が経営する日本食レストランもいっぱいあるそうな…。
日本人からすると、ちょっとメニューが変だったり、変わった取り合わせだったりで、「どうりで!」といったお店が結構あるので面白いです。
【最終日5日目】5月26日(水)
朝3時30分起床。
通訳兼ドライバーを引き受けてくれたGoGoToursの上田さんが、4時半前にホテルにお迎えに来てくれました。
メルボルン発の飛行機はAM6:00発。ゴールドコースト経由で日本に帰ります。
そういえば前回来た時は、ゴールドコーストとメルボルンに1時間の時差がありましたが、なぜか今回は時差がありませんでした。
なぜ??
上田さんに聞いてみたら、メルボルンにはサマータイムがあるのだそうです。
サマータイムの始まりと終わりには、メルボルンの市民はみんな時計を1時間ずらすのだそうです。
だから、サマータイムの始まりと終わりの日には、出勤の時間を間違える人が結構いるそうです。
ある日を境に、時間が1時間変わるなんてとっても不思議ですねぇ…。
さてさてジャックスピラから預かった大事なギターをどうやって持ち帰ろうと悩んでおりましたが、上田さんのサポートで、無事、Fragile(こわれ物)扱いで預けることが出来ました。
Special Baggage(こわれ物扱い)は、費用がかかるのかと思いきや、タダでやってくれるんですね。
初めて知りました…。
ゴールドコーストAM8:00着。
ここで荷物を受け取り、国内線から国際線に乗り換えます。
肝心のこわれ物扱いのギターは、どこから出てくるのかわからず、しばらく待っても出てこないので、聞いてみたら奥のHeavy Baggageのところに、ポツンと置き去りになっていました…。
一般の人も普通に行き来しているロビーなので、ずいぶんおおらか(すぎる!)だなあと思いました。
待ち時間は、ゴールドコースト空港でしばし、おみやげなどを買ったりお茶したりしてひと休み。
この時間が意外に好きです。
帰りは、ずっと日中なので、外の景色がいいんですね!
窓の下には、グレートバリアリーフのサンゴ礁がよく見えます。
成田では、Special Baggageも、他の荷物と一緒のところで受け取れて一安心。
税関では「商品サンプル」での申告、初めての経験でした。
税関の人:「インボイスはありますか?」
私:「ありません!」(キッパリ。…インボイスって何だ?)
税関の人:「価格はA$500って書いてありますが、間違いありませんか?」
私:「これはサンプルで預かった物で、保証金としてA$500預けてきたんです。」
税関の人:「それでは、本来はもっと高価なものなんですね。」
税関の人:「申し訳ありませんが、税金がかかりますのでこちらでお支払いいただくことになります。」
私:「えっ!?ギターには税金はかからないって聞いたんですが…。」
税関の人:「関税はかからないですが、消費税がかかるんです。」
私:「商品はいずれお返しするもので、預けた保証金でもかかるんですか?」
税関の人:「申し訳ありませんが、本来ならば、商品の本来の価格に対しての消費税がかかるものなんです。」
ということで、A$500に対しての消費税を換算してもらい、すぐ近くの窓口で2,200円を支払いました。
当然のことながら、税関では、その商品を返却するところまでは追跡できないし、考えてみれば当然のことですよね。
もしかして調べれば、返品等で税金が戻る制度もあるかもしれませんね。
そんなわけで、帰りはいつものゴーゴーパーキングで車に乗り換え無事帰宅。
メルボルン、ギター探しの旅はとても充実したものになりました!
早く、素晴らしいオーストラリアのギターを日本のギタリストに紹介したいものです。
すばらしいギター職人との出会いの旅でしたね~♪また一緒に行きましょう~(^^♪
そうですね!
またオーストラリアの旅ご一緒しましょう!!
エキサイティングで、そしてハートフルな旅でしたね。
今後の展開に期待しています!
FUKUさん、コメントありがとうございます。
がんばります!